仕事と趣味と遊びもかねて、ChatGPT-4をたくさん使っています。
僕は現在、新規のホームページ制作を依頼されています。
クライアントの業種が「板金加工・溶接業」という業界で、僕には全く知見がありません。
そこで、通常通り、その業界の「市場調査・競合調査」を丁寧にして、理解を深め、ホームページのワイヤーフレーム(骨組み)を作っていきます。
その際に、ホームページ自体の「SEO対策」も同時に行います。SEO対策には色々あるのですが、一番重要なことは、その「ドメイン」の中に、どれだけ「有益な情報が含まれているか」が現在のトレンドになっています。
ですので、コラムというページを作り、そこに「有益なお役立ち情報」を書いたコラムを、だいたい60本書き、流し込みます。
内容は、メインの業種や、そこから派生した内容になり、さまざまなワードで検索にヒットし、流入を狙います。
その際の「キーワード選定」がとても難しかったのです。さまざまなツールを使って選定をしていました。
・Google Search Console
・キーワードプランナー
・Google トレンド
・検索の際の「サジェスト」、、、etc
そして、そこで選んだキーワードを「2個か3個」選び、複合キーワードにして、外部のライティング業者に「1本:1万円〜3万円」で記事を依頼していました。
値段の差は、ライターさんの文章力であったり、専門的な内容だったりで決まります。
今回のような「板金加工・溶接」という専門性の高い内容で良い記事を書いてもらうには、1本あたりの単価が高くなります。
そこで、今回から、コラムを完全に「ChatGPT-4」に書いてもらっています。
現在、1週間ほどで、30本の記事が書けました
※ChatGPTを使うことはクライアントに了承済みです。さらに、実際に書いてもらった記事を複数読んでもらったら
「AIは凄すぎますね。わたしたちでも知らないことまで書かれていますし、正確です」
とお墨付きをもらいました。
そこで
「SEOに強い記事を、ChatGPTに書いてもらうコツ」
を見つけたので、ぜひ皆さんにお伝えさせていただきますね。
まず、僕がこの業界について全く知らない、知見がないのでこんなプロンプトを入れました。
”板金加工、溶接についての5本の記事を書きます。
・SEOに強い魅力的なタイトルを5個考えてください
・細かく深掘りした内容も入れてください”
すると、以下の5本が出てきました。
1. "板金加工の基本から応用まで: 素材選び、加工技術、表面処理のポイント"
- 素材の特性や適切な加工方法、表面処理技術の選び方を解説
2. "溶接初心者必見: 安全で効率的な溶接技術の習得方法とコツ"
- 溶接の基本手順、安全対策、効率的な練習方法を紹介
3. "最先端の板金加工・溶接技術: 3Dプリントやロボット技術の活用事例"
- 3Dプリントやロボットを活用した最先端の加工・溶接技術を紹介
4. "板金加工・溶接で役立つ工具や機器: プロがおすすめするベストチョイス"
- プロが選ぶ板金加工・溶接に必要な工具や機器の選び方を解説
5. "環境に優しい板金加工・溶接技術: エコな素材や省エネルギーの取り組み"
- 環境負荷を軽減する板金加工・溶接技術や素材、エネルギー効率の改善策を紹介
かなり専門的で、網羅的です。
そして、このタイトルを、そのまま、またChatGPT-4に入れて
"板金加工の基本から応用まで: 素材選び、加工技術、表面処理のポイント"
- 素材の特性や適切な加工方法、表面処理技術の選び方を解説
・上記のタイトルでSEOに強い記事を3000文字で書いてください
・そのままコピペできる形式で書いてください
と入れました。
この
「そのままコピペできる形式」
というのが、今回のコツです。
SEOに強い記事を書くときには、文章に「見出し」をつけることが重要です。
特に
「h2:見出し2」
をしっかりつけることで、Googleから「読みやすい文章」と判断されます。
今回「そのままコピペできる形式」と依頼したことで、この「h2」が勝手に付けられており、そのまま選択して、ブログに貼り付けると、「h2」という記述になっていました。
※ChatGPTの右上にある「クリップボードボタン」でコピーすると、これが消えてしまうので、画面の文字をそのままコピペします。
試しに、そのまま貼り付けて、公開してみました。
もう、そのまま凄いです!
ということで、SEOに強くするために、こうしたプロンプトをちょっと付け加えるだけで、劇的に変化する、という内容でした!
【追記】
ここで話題になるのは「AIは間違える・嘘をつく」という、ことへの考え方です。
僕自身の今回の依頼された業界において「知識・知見」がないので、この記事の内容が「合っているのか・間違っているのか」判断ができない、ということです。
ここで、いくつか考えています。
【そもそも、いままでWebライターさんに書いてもらっていた記事は「間違っていなかったのか?」】
=人間には「バイアス」「思い込み」があり、無意識に選択をしています。また、正確な記事を数値などを入れて書きたいときには、自然と「良い数値」を探し出してしまう傾向があります。
=また、結局、Webライターさんも、検索で情報を探し出し「自分で判断」して、記事を書いています
=すると「人間=正解」「AI=間違える」という考え方自体に疑問が湧いたのです。教科書も間違えますし、新聞も誤報がありますし、ネットの記事に関しては、まさに「真偽不明」です。
=Googleの検索の要である「BERT」という機械学習があります。これは、毎日世界中にある何兆ページをも駆け巡って、情報を収集し、「有益な内容」かを判断し、検索順位を決めています。
しかし「BERT」は、明らかに間違った内容のページを上位に表示されることは、ザラです。みなさんが検索していて感じることのそのままです。
ですので「AIが仮に間違っていた」としても、現段階ではSEOにそれほど影響しないと判断しています。
【クライアントに確認してもらう】
=これが一番、正解に近い当たり前のことなのですが、書いた記事を全て確認してもらい、内容に不備があれば修正します。
=この「内容に不備があれば修正してもらう」という姿勢で、クライアントから了承を得れば、AIで書くことは、むしろメリットしかないと思います。
【僕が読んでいてためになった】
=今回、ホームページを作るにあたり、業界についてかなり丁寧に調べましたが、こうしてChatGPTの記事を書いてもらい、読んでいくうちに
「とても有益な内容」
だったので、すっかり業界についての知識が深まりました。
ですので、いまでは「TIG溶接・MIG溶接の違い」まで話せるようになっています・笑
このように、僕自身が読んで「腑に落ちた」感覚なので、通常の方が検索してたどり着いて読んでも、有益である、という判断です。
色々試行錯誤しながら、ChatGPTをいかに自分の業務に役立てるかを考えています。
この、ChatGPTの使い方だと
「SEOに強い『記事制作会社』」
を立ち上げれそう!
と考えたりしています・笑
おしまい
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