米NGOのFLI(Future of Life Institute)がChatGPT-4より強力なAIを開発するのを「6ヶ月」停止することを求めた共同書簡を発表したのが、2023年3月22日。
今では、1万人以上の署名が集まり、マスク氏も署名しています。
このニュース。
まるで、マスク氏が主導で「停止」を訴え、自分は開発に乗り出しているような「印象操作」ですが、
FLIはNGOという立場から、AIの開発競争について、「研究・倫理観・価値観・長期視点」を一度立ち止まって考えないと、「予測不能・制御不能」の取り返しのつかない状態になる、と研究者の立場から警鐘をならし、マスク氏は賛同し署名した1人でしかない、ということです。
その6ヵ月で、法整備、規制、ルールなどを定めましょう、と。
ところが、先日のニュースでも、マスク氏が1万個のGPUを購入した、AIの研究を始めた、これは「彼のダブルスタンダードだ!」と騒ぎ始めました。
なんでもそうですが
「自分でやってみないと、物事の本質は分からない」
と思います。
インターネット初期。まだ電話回線やADSLなどが使われていた時代は「検索エンジン」が乱立していました。(20年前)
Google、Excite、infoseek、livedoor、、、など日本だけでも10以上あり、ホームページを制作したら全ての検索エンジンに登録する作業をしていました(一発太郎というサービスも)
それが、徐々に淘汰され、今ではGoogleが92%のシェア(Yahooも中身はGoogle)
AIも、まさに乱立状態で、ChatGPTに続いて、Google、Amazon、Meta、Adobe、そしてTwitterなどが開発を進めています。
この乱立状態から、徐々に淘汰され、人々にとって、真に「有益なAI」が残ると思います。
現在のChatGPTは、開発者ですら分からないブラックボックス化された進化を遂げ、1社独占の状態です。
この状態を「危険」と感じることに署名をし、そのブラックボックスを理解するために、自社でAIを開発する、と考えれば、実に健全なことだと思います。
マスク氏は、Twitterのアルゴリズムを全て公開しました。
SNSにとって、アルゴリズムは生命線です。
Facebook(Meta社)は、人の不安や怒りを煽る投稿を優先的に流し、その力は強いので、長くFacebookに留まらせるようにアルゴリズムを仕込んでいました。
Instagramも同様で、ネガティブな内容を優先的に出し、10代の子どもたちの精神衛生を破壊しています。
その事実が内部告発され、一日で株価が27兆円吹き飛びました。
民間企業が力を持ちすぎると、世界すら変えてしまうことを証明しました。
素晴らしい「AI」という技術を、暴走や悪用によって「禁止」にならないよう、研究者は必死です。
注目して見ていきたい動きです。
著者名:
【可児波起:海辺の部屋CEO】
ラップミュージシャンとしてメジャーデビュー。障がい者の介護職をするラッパー「介護ラッパー」としてフジテレビで2度特集。ビジネス領域では、「デジタルマーケティング」「Webマーケティング」のスペシャリストとして「ナショナルクライアント(東証プライム)企業」で、戦略コンサルタントなどを行う。高速のキャッチアップ、PDCAで、「確実に成果を出し」続けている。
「マーケティングは『愛』である」という、「人の優しさ」を大切にしている
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