国境なき「インターネット」の世界への『線引き』合戦が過熱しています。
それほど「個人情報」の塊のビッグデータが、安全保障上の脅威になっているのでしょう。
それは「気球」を飛ばした、とは比べものにならないくらいに。
中国が「テスラ」の規制強化、締め出しに動き出しました。
テスラの保有するビックデータか安全保障上の脅威になるからです。
テスラのように「モノ」を売る企業は、購入者のリアルなデータを簡単に入手できます。ユーザーが買う時に、公的な書類も含めて、あらゆる個人情報を企業に渡すからです。
テスラは、それらの個人情報を分析し、最も購入意欲の高い「ユーザ属性」を見つけ出し、ピンポイントで広告などを配信していきます。
また、それらの情報は、Meta社(Facebook)がしていたように、ネット上で簡単に売買されています。昔、卒業アルバムが業者に売られていたように。
アメリカでは、TikTokを完全に排除する流れです。TikTokを運営するのは「バイトダンス」。中国の企業です。
個人情報がTikTokを通じて中国に、極秘に抜き取られることを恐れているのです。
では、TikTokをスマホにインストールすると、どれだけの個人情報が抜き取られるのでしょうか?
iPhoneのApp StoreでTikTokを探し、下の方を見てみてください。
「ユーザーに関連付けられたデータ」
TikTokに、以下のスマホ内の情報にアクセスすることを、ダウンロードした時点で「承諾」していることになります。
・連絡先情報
=所在地
=メールアドレス
=名前
=電話番号
・購入:購入履歴
・財務情報:支払い情報
・位置情報:詳細な位置情報
・連絡先
・ユーザーコンテンツ
=写真、ビデオ、オーディオ
・検索履歴
・閲覧履歴
・使用状況データ
・診断
・ID
もはや、自分でも知らないくらいの個人情報です。
かたや「Google」系のアプリをインストールしても、もっと多くの情報を抜き取られていてい、EUは、圏内の情報がアメリカに渡ることを警戒して、Google規制の動きを強めています。
このように、世界中が、国境なき「インターネット」の世界で、個人情報取得の線引きを初めています。
今のインターネットの便利さは、「無料」で使えることと引き換えに「個人情報」を差し出すことで成り立ってきました。
AI革命元年のような2023年。
インターネットの形が大きく変化する年になりそうです。
著者名:
【可児波起:海辺の部屋CEO】
ラップミュージシャンとしてメジャーデビュー。障がい者の介護職をするラッパー「介護ラッパー」としてフジテレビで2度特集。ビジネス領域では、「デジタルマーケティング」「Webマーケティング」のスペシャリストとして「ナショナルクライアント(東証プライム)企業」で、戦略コンサルタントなどを行う。高速のキャッチアップ、PDCAで、「確実に成果を出し」続けている。
「マーケティングは『愛』である」という、「人の優しさ」を大切にしている
海辺の部屋ホームページhttps://www.umibe.art/
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